10歳0か月でプロ囲碁棋士となった仲邑菫初段。初手合いを打ち、プロとしての第一歩を踏み出したが、今後どんなプロ生活が待っているのか──。棋士の収入事情にスポットを当てて、囲碁ライターの内藤由起子氏に解説してもらった。, * * * 「囲碁のプロは約460人と将棋より300人ほど多いので、全体の平均年収は将棋よりやや少ないぐらいじゃないでしょうか」(同・記者) 優勝賞金の最高額は4320万円. 【囲碁の対局料】プロ棋士が対局で得る収入を検証!最... 2016年7月31日 に投稿された 【2019年度】囲碁の日本国内ランキング!若手の新... 2019年1月16日 に投稿された 【天頂の囲碁7 Zen】機能や使い方紹介!強さは最... 2017年11月26日 に投稿された 将棋や囲碁のプロ棋士になるとどれくらいの給与や年収を稼ぐことができるのでしょうか。タイトルを複数獲得するなどトップレベルの棋士の中には1億円を超える年収を得ている人もいます。また、将棋は対局料と賞金が収入のメインですが、囲碁のプロ棋士の場合は日本棋院から基本給が支給されます。, 日本の将棋界を仕切っている日本将棋連盟は以前、プロ棋士に対して賞金とは別に月々給料を支払い、成績に応じてボーナスを出すことがありました。しかし、日本将棋連盟が公益法人化されたことから、月給制は廃止となりました。そのため初めて将棋のプロ棋士になった月に、初任給という形で給料をもらうことはありません。, 現在では、対局料とタイトル戦や公式棋戦での賞金がプロ棋士の主収入となっています。対局料はその人の実力によってクラス分けされるほか、対局の重要度や注目度によって金額が変化することがあります。連覇達成なるかどうかなど、重要度が高ければ対局料が増額されます。, 実力により下記のように5つのクラス分けがされており、良い成績を収めると一つずつ昇級し、連敗が続くなど成績が悪いと一つずつ降格されます。数字が在籍している棋士の人数です。日本将棋連盟は対局料について詳細なことを明かしておらず、はっきりとした金額は不明でした。平均で15~50万円の間に収まる金額ではないか、といわれています。, C級からA級になるには最短でも5~6年はかかるといわれています。成績が良かったとしても飛び級することはなく、一つずつ上がっていきます。1年に1期行われ、昇級・降級が決定し、順位が決まります。昇級できるのは毎回各組で2~3人です。, デビューから4年連続で昇級し、A級まで登った棋士は歴代で2人しかいません。昇級するのがいかに難しく厳しいかわかります。プロ棋士になった場合、C級2組からのスタートになりますので一番低い対局料になることが予測されます。そのほか、注目の対局がある場合は上乗せされます。, 対局料はプロ棋士にとって月給のような位置づけになっています。例えばトーナメント戦の場合、初戦で負けてしまうことが続くと対局数が極端に少なくなってしまう可能性があります。将棋の八大タイトルは竜王戦・名人戦・叡王戦・王位戦・王座戦・棋王戦・王将戦・棋聖戦です。, この中で名人戦についてはリーグ戦、つまり総当たり戦で戦うことになっています。そのため、一定の対局数をこなすことができ、対局料の安定につながっているようです。, 囲碁のプロ棋士になった場合、日本棋院からもらえる基本給と対局数や対局成績によって変動する変動給が支払われるようです。日本棋院は基本給と対局料について詳細なデータを公開していません。, 基本給に関しては前年の成績を加味して少しずつ上がっていくようです。対局料については勝っても負けてももらえますが、当然、勝ったほうが金額が上がります。そのほかタイトルを獲得したり棋戦で好成績を収めた場合に賞金が出ます。, 対局料を日本将棋連盟が公表していないため、正確な数字はわかりません。しかし、副業なども含めると、一般的な会社員程度の給与があるのではないかと言われています。, 日本将棋連盟では棋士による出張指導、大会審判、詰将棋作成の斡旋をしてくれます。例えば四段のプロ棋士に大会の審判のお願いすると64,800円の謝礼金で派遣してくれます。, これは派遣を頼む側が支払うお金なのでこのまま直接棋士に入るわけではおそらくありません。しかし、何割かは棋士の収入になるのではないかと推測できます。ちなみに棋士の派遣は女流棋士でも可能です。, 奨励会の対局だけでは収入が不十分と感じるプロ棋士の中には、講師や講演を引き受ける、イベントに出演する、本を出版や将棋に関するコラムを書くなどして副業をしている人もいます。その収入も契約内容や仕事内容によって異なりますので一概にはいえないでしょう。, 日本棋院も対局料を公表しておらず、明確な給与の統計は不明です。1年間の間にどれだけ結果を残したかによって次の年の基本給も変化します。年収が低い棋士でも生活していけるレベルの年収を稼いでいることが予測できます。, 囲碁のプロ棋士が目指すのは七大タイトル、さらにほかの棋戦もありますが、すべてに参加資格があるわけではありません。また、トーナメント戦であれば初回の対局で負けてしまうと、それ以上続けられません。, ほとんどのプロ棋士が、少ないときは月1回、多いときは週2回程度の対局を行うことが多いようです。また、スケジュールが開いている時は講師として囲碁を教えたり、土日は囲碁のイベントへの参加や、アマチュア大会での審判を行う人も多いです。, 月々の給与や対局料が公表されていないので将棋のプロ棋士の全体の統計も不明です。しかし、C級2組のクラスが低いプロ棋士を含めても400~1000万円の間で推移している棋士がほとんどではないかと推測できます。, 将棋のプロ棋士全体の年収統計は発表されていません。しかし、日本将棋連盟が「年間獲得賞金・対局料ベスト10」を毎年公開しています。ベストスリーの獲得賞金は以下の通りです。, 名前の横に書かれた棋王、名人、竜王というのは2017年にタイトルを獲得したということです。重要な対局をいくつもこなしたり、タイトルを複数獲得するなど賞金が重なった場合は年収1億を超える年もあります。しかし、タイトルの優勝賞金など支払われる賞金についても公表していないことが多いです。, 現在約160人ほどいる将棋のプロ棋士のなかで年収を上げるためには勝ち続けるしか方法はありません。そのため、1000万円以上の年収を稼ぐプロ棋士は全体の1割ほど、15~16人程度ではないかという推測もされています。「年間獲得賞金・対局料ベスト10」に入るプロ棋士たちはずば抜けて高い年収であると言っていいでしょう。, 囲碁棋士の月々の給与額や対局料が公表されていませんのではっきりとした統計はわかりませんでした。しかし、囲碁棋士のなかでタイトルの最終予選にたどり着けるトップレベルの棋士が年収1000万円ほどではないかと推測されています。, さらに、タイトル戦などで優勝できず、惜しくも準優勝や入賞にとどまった場合や予選優勝でも、タイトルによっては賞金が支給されるのではないかともいわれています。対局料や基本給である程度収入を安定していることを考えると、囲碁のプロ棋士も年収400~1000万円ほどに収まる人が多いのではないかと推測できます。, 2017年、賞金獲得金額が一番高かったのは井上裕太プロです。金額にして1億5000万円をこえているといわれています。, 囲碁には棋聖戦・名人戦・本因坊戦・天元戦・王座戦・十段戦・碁聖戦の七大タイトルがあります。2017年の井上裕太プロはこの七大タイトルをすべて獲得しました。1億円を超える年収のプロ棋士のすごさがよくわかる功績となりました。, また、囲碁は中国や韓国でも活発に行われており、囲碁人口は日本の10倍はいるといわれています。国際戦も開催されており、日本の棋戦より国際戦の方が賞金は大きくなりますが、中国・韓国は囲碁に強いため、太刀打ちできる日本人棋士はほとんどいないようです。, しかし、講師やアマチュア大会の審判などの副業を含めると年収400万円~1000万円前後に収まる人がほとんどで、一般的なサラリーマンと同程度の収入があるのではないかといわれています。, その一方で、タイトルを複数獲得する、連覇するなどプロ棋士のトップに立つ棋士たちは年収が1億円を超えることもあります。, 国連職員になるには高い語学力が必要!必要スキルや向いている人の特徴などを具体的に解説, ブライダルスタイリストになるには?必要スキルや向いている人の特徴などを具体的に解説, 棋士の給与・年収は?平均400~1000万円だが、トップレベルになると桁違いの収入になる!. 将棋や囲碁のプロ棋士になると給与や年収は、講師派遣などの副業を含めて年収400~1000万円が平均ではないかと言われています。トップレベルの棋士は数千万円から1億円の年収を得ることもあります。 現在、女流棋士は約100人。第一人者・藤沢里菜女流本因坊(20歳)は3つの女流タイトルを持っている。昨年の賞金は2189万円で、男性棋士に混ざってランキング6位に食い込んだ。ちなみに、内訳は女流本因坊の優勝賞金が550万円、女流立葵杯が700万円、女流名人戦が350万円。これにプラス、一般棋戦などの対局料の合計が2189万円ということになる。, 菫初段がプロになる前の最年少記録、11歳6か月を持つ藤沢女流本因坊は15歳9か月、女流史上最年少タイトル獲得記録で初タイトルを奪取。その年に女流本因坊にもなり二冠となった。その年の賞金は1673万円。高校1年の年齢で(藤沢女流本因坊は高校に進学していない)それだけ稼ぎ、現在までコンスタントにほぼその年収をキープしている。, 藤沢女流本因坊に負けないほど菫初段が成長し、タイトルを獲得するなど活躍すれば、小学生のうちに1000万円、2000万円と稼ぐ可能性は大いにある。, しかし仮にすべてが1回戦負けだと年収は数十万ほど。小学生ならそれでもすごいと思うだろうが、30歳になっても、60歳になっても、その可能性はゼロではない。年齢が上がると若手棋戦などにはエントリーできなくなるので、むしろ参加棋戦が減り、対局数もおのずと減ってしまう。トップ棋士以外は、アマチュア指導や解説、テレビ出演などの収入に頼っている。厳しい世界なのだ。, かの井山四冠も中学1年生でプロになった。初の収入明細を見た井山四冠の母親は、「1か月で数万円だけ。これで生活していけるか心配になった」と話したことがある(もちろん、杞憂に終わったが…)。, また、10代で500万円、800万円の年収のある棋士は少なくないが、先のことはまったく分からない。勝てないだけでなく、怪我や病気でも、碁が打てなければ、収入はゼロになる。, とはいえ、サラリーマン生活を経験している筆者から見て、碁で自分自身を表現できる棋士という仕事は幸せそうに見える。, 一生突き詰めても突き詰められない奥深い世界で模索を続け、研究することは一度踏み入れたらやめられない。実際、プロ棋士に話を聞くと、碁に負けることはつらいが、碁が打てないことのほうがもっとつらいそうだ。, 菫初段も碁が好きでたまらず、他に興味があるものもないという。好きな道が見つかり、その道に進めたことが、彼女にとって一番の幸せなのだと思う。. 囲碁の棋士で、小学生の仲邑菫(なかむらすみれ)初段がプロ初勝利をあげています!すでに違和感しかありませんよね! 小学生でプロなんです。(笑) 仲邑菫プロを育てあげた両親や、現在通っている小学校はどこなんでしょうか?  4月22日、10歳の仲邑菫初段がプロデビュー戦に臨んだ。竜星戦の予選で、相手は同期入段の大森らん初段(16歳)。40社100人の報道陣が詰めかけ、インターネットで生中継されるなど大いに注目される中、大森初段が勝負どころで的確に戦い抜き、菫初段は中押し負けを喫した。, 「緊張してうまく打てなかった。悔しい」と菫初段。プロ生活はホロ苦スタートとなった。, ところで、負けはしたものの、菫初段は初めてプロ棋士として「お金」を稼いだ。「対局料」だ。囲碁のプロは勝敗に関係なく、対戦すれば対局料がもらえる。トーナメント1回戦はいくら、2回戦はいくらなどと決まっていて、勝てば2回戦、3回戦……と対局料をもらえるチャンスが増えることになる。, そして、最後まで勝ち抜いて優勝すると、タイトル獲得となり、「タイトル料」が手に入る。タイトル料を手にするのは、ほんのひと握りの棋士なので、多くの棋士の収入源は、主に手合料ということになる。, 菫初段が出場できる棋戦は、棋聖、名人、本因坊などの一般棋戦が9つ、新人王などの若手棋戦が2つ。そして女性だがけが参加する女流本因坊、女流名人など5つの女流棋戦の合計16棋戦。さらに、トップ棋士には国際棋戦に(ランキングなどで)選ばれて出場でき、対局機会が増えていく。, 囲碁の世界は将棋と違って、男女一緒に戦う棋戦がほとんど。約500人の棋士が、もちろん対等に同じ土俵で戦う。菫初段でも勝ち上がって行けば、井山裕太四冠に挑戦し、勝てばタイトルを奪取できる道が開けている。. copyright © 2019 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved. プロ棋士の収入は、公式戦の“対局料”とタイトル戦の“優勝賞金”が大部分を占める。 10歳0か月でプロ囲碁棋士となった仲邑菫初段。初手合いを打ち、プロとしての第一歩を踏み出したが、今後どんなプロ生活が待っているのか──。棋士の収入事情にスポットを当てて、囲碁ライター… 10歳0か月でプロ囲碁棋士となった仲邑菫初段。初手合いを打ち、プロとしての第一歩を踏み出したが、今後どんなプロ生活が待っているのか──。棋士の収入事情にスポットを当てて、囲碁ライター… 囲碁棋士は初段から、将棋棋士は四段からプロと認定されます。棋士総会では、囲碁界は代議員制(選出された何人かが投票権を持つ)で、将棋界はすべての正会員(現役棋士・引退棋士・女流棋士)が投票権を持ちます。 そして最も根本的な違いは待遇面です。 囲碁でも将棋でもトッププロと呼ばれる人は別として、あまり強くないプロ棋士は生活が大変だ。いろいろバイトをしないと食べていけない。と、聞いたことがあるのですが、本当でしょうか。対局料以外に基本給があるので全く無収入になるこ 10歳0か月でプロ囲碁棋士となった仲邑菫初段。初手合いを打ち、プロとしての第一歩を踏み出したが、今後どんなプロ生活が待っているのか--。棋士の収入事情にスポット…